食専門のフランチャイズ比較

ハンバーガー屋の開業方法は?平均年収・開業資金・集客のコツも紹介

ハンバーガーは年齢や性別に関係なく、幅広く食べられているものであり、季節や時間帯を問わず売れる点が特徴です。

一方で、有名フランチャイズ店をはじめとして各地に競合店が存在するため、売上を確保することは簡単ではありません。

この記事ではハンバーガー屋を開業するメリットやデメリット、開業するまでのステップ、平均年収などを紹介しています。

ハンバーガーが好きで、いつかは自分のお店を持ちたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

ハンバーガー屋の開業方法

ハンバーガー屋を開業する場合、個人もしくはフランチャイズでの開業が可能です。

個人の場合、お店のコンセプト決めから店舗探し、メニュー開発、従業員の雇用などお店に関わる全ての要素を自分で決めなければなりません。

自由度が高いため、自分の理想を追求したハンバーガー屋を作れる点は魅力です

フランチャイズは、大手ハンバガーチェーンと契約を結んで、フランチャイズ店となって開業するという方法です。

例えば、マクドナルドとフランチャイズ契約を結び開業するという形が挙げられます。ブランドの知名度が高ければ開業直後から集客につなげやすいでしょう。

一方で、フランチャイズ本部が定めるルールに則った店舗運営をしなければならないため、自由度は低いといえます。

キッチンカーでも開業できる

キッチンカーは特定の店舗は持たず、移動しながら販売する方法です。

昼間はオフィス街で夕方はスーパーの駐車場で、週末はイベント会場でといった形で、時間帯や曜日などに応じて販売場所を変更できる点が特徴です。

店舗を持たないため、固定費を削減することもできます。また、車の運転から調理、販売まで1人で全て行えるため、従業員を雇用せずに開業できる点も特徴です。

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ハンバーガー屋を開業した場合の平均年収

ハンバーガー屋の平均年収は、500万円程度です。

ただし、店舗の規模や立地、商品展開、狙う客層や実際の集客具合によって大きく売上が変わるため、年収は200万円台になることもあれば、1,000万円以上になることもあります。

ハンバーガーは需要が高い商品なので、適切なマーケティング戦略を考え、努力すれば高年収を狙うことも不可能ではありません。

ハンバーガー屋を開業するメリット

ハンバーガー屋を開業することで得られるメリットはさまざまです。ここでは具体的にどのようなメリットがあるのか解説します。

季節を問わずに食べられる

ハンバーガーは季節を問わず一年中食べられるものです。そのため、季節に関係なく売上を期待することができるでしょう。

料理によっては季節性のあるものもありますが、ハンバーガーはそうではないため、売上の予測も立てやすくなっています。

時間帯に関係なく売れる

ハンバーガー屋の中には、24時間営業や深夜営業をしているお店もあることからもわかるように、ハンバーガーは時間帯に関係なく売れる商品であるといえます。

また早朝の場合、通常のメニューではなく朝食用のメニューを提供することもできるため、朝、昼、晩を通して販売することができます。

飲食店によっては売上が集中する時間帯とそうでない時間帯の差が激しいケースもありますが、ハンバーガー屋は比較的その差が小さいといえるでしょう。

幅広い世代から好まれる

ハンバーガーは老若男女を問わず、幅広い世代から好まれる食べ物でもあります。

また、今やファーストフードの代表的な存在となっており、メインの食事としてはもちろんのこと軽食としても食べられることもあり、幅広い層をターゲットにすることができます。

ハンバーガー屋を開業するデメリット

ハンバーガー屋はターゲット層が幅広く、季節や時間帯に関係なく売上が見込める点が特徴ですが、その一方でデメリットも少なくありません。

もっとも大きなデメリットとなるのが競合が多い点です。ハンバーガー屋はフランチャイズ店を中心に各地にあるため、新規参入のハードルは決して低くありません。

また、フランチャイズチェーンの場合、低価格で商品を提供しているケースが少なくないため、価格競争に巻き込まれて利益が思ったほど伸びないといった事態になる恐れもあるでしょう。

ハンバーガー屋の開業資金の目安

ハンバーガー屋を開業する場合、開業方法や規模にもよりますが、数百万円から1,000万円以上の資金が必要となります。

内訳としては、店舗取得費のほか、店舗の内外装工事費、設備費、備品や調理器具の調達費用などが挙げられます。

また、フランチャイズの場合はフランチャイズ加盟料も支払うこととなります。

ただし、フランチャイズによっては開業資金のサポートをしてくれるケースもあるため、場合によっては開業資金を抑えることもできるでしょう。

キッチンカーの場合は、店舗取得費はかかりませんが、車両取得費が発生します。

新車を購入するとなると数百万円単位の費用が発生しますが、中古車を利用すれば抑えられるでしょう。また、車両購入後は移動販売ができるように、設備を設置するなど改装が必要となるため、そこにも費用がかかります。

運営費用

資金に関しては開業資金だけでなく、開業後の運営費用がどのくらいかかるのかについても押さえておきましょう。開業方法にもよりますが、1ヶ月あたりの店舗運営にかかる費用は50〜70万円程度とされています。

これには、原材料費や水道光熱費、広告宣伝費などが含まれています。

また、賃料が高額だとさらに運営費用はかさむでしょう。開業するなら大きなお店にしたい、と考える人もいるかもしれませんが、運営費用を毎月安定して確保できるのか、といった点を踏まえたうえで店舗探しをする必要があります。

ハンバーガー屋を開業するまでのステップ

ここではハンバーガー屋を開業するまでの具体的な流れを紹介します。開業に興味があるものの、何からすればいいのかわからないといった人は参考にしてください。

開業方法を決める

まずはどのような方法で開業するのか決める必要があります。

開業方法は先ほど紹介したように個人、フランチャイズ、キッチンカーなどがあるため、それぞれの特徴を踏まえたうえで自分にあった方法を選びましょう。

店舗・キッチンカーの手配

開業方法が決まったら、方法に応じて店舗探し、もしくはキッチンカーの手配を行います。フランチャイズや個人で開業する場合、店舗の立地は集客に大きく影響する重要な要素です。

例えば都心で開業する場合は、駅前や人通りの多いエリアの方が集客につながりやすいでしょう。

一方で地方都市や郊外で開業する場合、車で来店する人が多いため駐車場を確保する必要があります。キッチンカーの場合、移動ができるため立地は気にしなくても構いません。

必要な資格の取得

ハンバーガー屋の開業にあたっては、食品衛生責任者の資格取得が必須です。資格自体は誰でも取得できるものであるため、早めに取得するようにしましょう。

また、飲食店の開業には営業許可の取得も必須です。さらにキッチンカーの場合、移動販売の許可を得なければなりません。

一方で、飲食店ではあるものの、ハンバーガー屋を開業する際に調理師免許はなくても問題ありません。

設備の用意

ハンバーガーを作るための設備を用意します。具体的には、ガスコンロやグリル、フライヤー、シンク、冷蔵庫・冷凍庫、製氷機などがあげられます。

また、調理設備だけでなく、椅子やテーブルなどお客さんが使用する設備も用意しなければなりません。

メニューを決める

開業にあたっては、具体的にどのようなメニューを提供するか決めなければなりません。ハンバーガーというとバンズにパテを挟んだものが一般的ですが、チーズを挟む、ベーコンや卵を使う、照り焼きにする、などメニューのバリエーションはさまざまです。

どういった層をターゲットにするかによってメニューは異なります。

例えばランチタイムのビジネスマンをターゲットにするのであれば、食事系のメニューやセットメニューなどの提供が考えられます。

また、軽食としてハンバーガーを食べようとしている人をターゲットにするのであれば、ボリュームがそこまでないシンプルなハンバーガーでも十分でしょう。

仕入先の選定

フランチャイズの場合、仕入先はフランチャイズ本部から紹介してもらえるケースもありますが、個人の場合は仕入先を自分で決めなければなりません。

ハンバーガー屋に関わる仕入先としては、肉屋をはじめとして、パン屋、八百屋・農家、酒屋など多岐に渡ります。どのような食材を仕入れるかはメニューによって異なるため、メニューを明確にしておいたほうがいいでしょう。

また、食材の質にこだわるのか、それとも価格を抑えることにこだわるのかによっても仕入先は変わってきます。

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ハンバーガー屋を開業する際のコツ

ハンバーガー屋を開業するにあたっては、いくつかのコツを押さえておきましょう。ここでは具体的なコツを5つ紹介します。

他社との差別化を図る

繰り返しの説明となりますが、ハンバーガー屋はフランチャイズ店から個人店まで店舗数が多いため、競合他社との差別化を図らなければ売上を伸ばすことは難しいでしょう。

差別化を図る方法はさまざまです。

例えば、使用する素材にこだわった高級志向のハンバーガーにする、女性をターゲットにしたヘルシー系のメニューを中心に扱う、学生をターゲットにしたがっつり系のメニューを提供するといったことができるでしょう。

単価を上げる方法を考える

ハンバーガーは比較的安価な食べ物であり、客単価は決して高くありません。そのため、ハンバーガー単品を注文されただけでは売上も伸びにくいでしょう。そこで考えなければならないのが、いかにして客単価をあげるかということです。

具体的にはサイドメニューを用意して一緒に買ってもらうようにする、セットメニューを用意して単価を上げるといったことが考えられます。

また、フランチャイズは安くて早い点が特徴ですが、逆の路線を目指すことでも単価アップにつなげられます。

例えば素材にこだわってバンズやパテを手作りし、商品価格を高くするといったことができます。

提供までに時間がかかるかもしれませんが、逆に時間がかかることでレストランで食事をしているかのような感覚を楽しんでもらえるかもしれません。

回転率を上げる

低価格で大量に売ることで売り上げを確保しようとする場合、回転率をいかにして上げるかがポイントとなります。

この場合例えば、キャッシュレス決済を導入すれば会計にかかる時間を短縮できるため、回転率アップにつながるでしょう。また、モバイルオーダーを導入すれば、注文の手間が省けます。

宣伝方法を考える

顧客にどのようにして宣伝するかも重要な検討事項です。昨今ではSNSが一般的なものとなっているため、SNS経由での宣伝は効果的でしょう。

例えば、手作りで高級志向のハンバーガーを提供している場合、Instagramに写真映えするようなハンバーガーの写真を載せることで興味を持ってくれる人が出てくるでしょう。

また、Googleビジネスプロフィールの活用もおすすめです。これはGoogleマップ上に自分のお店の情報を掲載できるサービスとなっています。写真や口コミなども掲載できるため、「近くにハンバーガー屋ないかな」とGoogleマップをチェックした人が偶然来店するといったケースも増えるでしょう。

立地を検討する

先ほども触れているように、立地は集客に大きく影響する要素です。

ハンバーガー屋の場合、ビル街周辺や駅前の建物などの中にあるビルイン型が、住宅街や郊外などに独立した店舗があるロードサイド型の2種類が考えられます。

ビルイン型は人通りの多いエリアとなるため、賃料が高く、競合も多いですが、その分売り上げも期待できるでしょう。ロードサイド型は賃料は安いものの、車での来店客が多くなるため、駐車場の確保は必須です。

都心だから儲けられる、郊外だと儲からないというわけではなく、それぞれのエリアの顧客の特徴を踏まえたうえで、適切な立地を選ぶことがポイントとなります。

まとめ

今回はハンバーガー屋を開業するメリット・デメリット、開業までの準備内容、開業時のポイントなどを紹介しました。

ハンバーガーはファーストフードの代表格であり、幅広い年代から好まれている食べ物です。

一方でファーストフード店を中心に競合が多いため、売上を伸ばすためにはいかにして差別化を図るかがポイントとなります。

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