外食する店を選ぶ際に、知っているロゴのお店を選んだ経験はありませんか。
飲食店のロゴを知ってもらうことは、大手に限らず小中の飲食店でも、集客のために非常に重要なポイントと言えます。
この記事では、飲食店のロゴから得られるメリットやポイントを紹介します。
実際に製作する方法や注意点と、時間がない人におすすめの方法も解説しました。ロゴを活用して、売上アップを目指してみてはいかがでしょうか。
飲食店のロゴを制作する3つのメリット
飲食店がロゴを持つことで得られる、3つのメリットを紹介します。
- お店を覚えてもらいやすい
- どんなお店かわかる
- 集客に役立つ
それぞれ解説します。
1.お店を覚えてもらいやすい
有名な飲食チェーン店のロゴは、そのお店の名前やブランド、何色の看板などを、聞くだけで浮かぶことがよくあります。
人間は文字や言葉をそのまま覚えるより、絵や写真などの画像にしたほうが認識しやすく、記憶に残りやすいためです。
お店のイメージや、雰囲気と合っていれば、より覚えてもらいやすくなることでしょう。
2.どんなお店かわかる
地図の記号や、施設の案内図などでは、ロゴだけで表示されていることも多いです。料理のメニューや味わい、店の雰囲気、サービスも同時に思い浮かぶからと言えます。
もしロゴを知らなくても、どんなお店か想像できるロゴであれば、足を運んでもらうこともできるかもしれません。
3.集客に役立つ
来店してくれたお客様が、InstagramやTwitterなどに写真を投稿してくれることがあります。
ロゴをお店の消耗品やTシャツなどにプリントしておけば、お店の宣伝につながるのではないでしょうか。
また、ロゴの雰囲気によって、集客する年齢層やターゲットなどを明確にすることも可能です。
飲食店のロゴを制作する際の3つのポイント
飲食店のロゴは、店舗集客やブランディングに欠かせません。飲食店のロゴを制作するときは、次の3つの要素を考慮する必要があります。
- コンセプト・シンボル
- テーマカラー
- フォント
詳しく解説します。
1.お店のコンセプト・シンボルを決める
お店の業種やコンセプトに合わせて、ロゴのシンボルを決めましょう。お店のイメージや、独自性・差別化のポイントなどに合わせることで、認知されやすくなります。
●心をこめておもてなし
シンボルの例:ハートマーク
●接客が素晴らしい店
シンボルの例:笑顔マーク
●肉料理にこだわった店
シンボルの例:肉や牛のマーク
●美味しい料理を出す店
シンボルの例:温かそうな湯気や、フォークやナイフの図案化
2.色のイメージからテーマカラーを決める
人は視覚からの情報に一番敏感であり、色が人に与える影響はとても大きいです。
店のイメージや、コンセプトを伝えるのに一番ふさわしいカラーを選ぶことから始めるのもいいかもしれません。
テーマカラー | 色がもつイメージの例 |
---|---|
赤 | 熱さ、力強さ、元気、情熱、賑やか |
青 | クール、清潔さ、落ち着き、爽やか、海 |
黄 | 輝き、栄光、かわいい、ポップ、明るい |
緑 | 安心、安定、癒し、自然、健康、くつろぎ |
黒 | 力強さ、高貴さ、おしゃれ、高級、シック |
3.フォントはイメージと権利や規約で決める
店名などの文字を入れる場合に「フォント」にも注意しましょう。フォントによってロゴに対するイメージが変わるという理由もあります。
フォントによっては商用利用がダメな場合があるためです。
そのために「手書き」「筆文字」による親しみやすさなどを求めて、自分で実際に書く場合なら、問題ない場合もあります。
飲食店のロゴ制作依頼する?自作する?
ロゴの制作は「デザイン会社やクラウドソーシングに制作依頼」か、「無料のロゴ制作サイトなどで自作」することが多いです。
デザイン会社やクラウドソーシングのデザイナー等であれば、開業する店舗のターゲットやイメージ・価格帯・店作りの想いをくみ取ってデザインしてくれます。
自作を考える方は、「ロゴ作成 無料」「ロゴ作成 アプリ」と検索すると、複数のロゴ制作サイト・アプリが見つかります。
時間がかかることも多いですが、イメージや色・フォントなど、お店にあったロゴを自分好みに自作可能です。
デザイン会社やクラウドソーシングに制作依頼 | |
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特徴 | ・お店のイメージやコンセプト・使用方法などを伝える ・広い視野・客観的な意見をもらうことができる ・オリジナリティのあるロゴ制作が可能 |
料金 | ・デザイン会社(10,000円~300,000円) ・クラウドソーシング(5,000円~10,000円) |
ロゴ作成サイト・アプリで自作 | |
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特徴 | ・パソコンやスマホ操作必要 ・ロゴのイメージが固まっていれば作成可能 ・著作権侵害してないか自身で確認が必要 |
料金 | ・有料 ・無料 ・一部無料(例:作成無料・ダウンロード有料など) |
ただし、いずれの場合も、注意すべき点は著作権・商標権の問題です。
制作したロゴが、他のロゴの著作権侵害になっているかどうかだけではありません。外注した場合に、ロゴの著作権を、デザイン会社が持ったままということがあります。
著作権を得るには、ロゴの引き渡しとともに、著作権の譲渡を受けるようにしましょう。
また、商標登録をしないままでいて、後から競合に登録されてしまった場合、そちらに権利が奪われてしまうことがあります。
せっかく制作したロゴを、しっかり活用できるようにしていきましょう。
お店のコンセプトに合わせてロゴを活用する
ロゴ製作する際は、一緒にどんなものにロゴを使うのかも決めておくようにしてください。
よくある活用事例は次の通り。
- 外から目を引くのれん・ネオン管・看板
- 店内の壁・パーティション
- 箸袋などの消耗品
ぜひ、お店のコンセプトや予算に合わせて考えてみてください。
ノウハウがあるフランチャイズの飲食店開業がおすすめ
ロゴ制作や活用に難しく感じたり、時間がなかったりする人には、フランチャイズの飲食店開業をおすすめします。
最大のメリットは、経営ノウハウなどが、ひとつのパッケージとして提供されることです。
飲食店を開業する前に研修・指導があるほか、開業後も成功実績がある活用のノウハウが提供されます。また、著作権・商標権は本部がもっているので、指導通りに活用していれば問題ないでしょう。
フランチャイズの開業した場合、ロゴ以外の部分にもっと費用や時間・労力を集中できるので、より高い売上アップを目指すことができます。
1度検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
飲食店のロゴがあることのメリットや、ロゴ制作の3つのポイント、製作方法や注意点を解説しました。
ロゴ制作以外の部分に注力したい方、時間がない方には、フランチャイズの飲食店開業も検討の余地があるかもしれません。
あなたの飲食店のコンセプトに合ったロゴを制作・活用してみてはいかがでしょうか。