ユーザーの健康面と食生活の改善をテーマに、素材にこだわり抜いたサラダを提供しているサラダボウル専門店「GRIT TODAY」。
2020年8月の開業以来、テイクアウトとデリバリーを中心に人気を博し、年間2万食、月商300万円を達成した新進気鋭のブランドです。
2022年1月からはブランドシェアを開始し、加盟店は着々と増加中。
今回は、運営会社のGOOD FOOD DESIGN(東京都渋谷区、代表取締役:木下雅美氏)の末永絵美さんから、ブランドにかける想いや魅力を伺いました。
健康志向ブームに着目し、詳細なマーケティング戦略で瞬く間にヒットを生む
編集者
それではまず、「GRIT TODAY」のブランドストーリーから教えてください!
末永
さんもともと、私たちは飲食畑とは違う業種の人間が集まってできた会社なんです。 フード事業を始めたのは、コロナ禍で飲食業界がダメージを受けている状況を見て、「困っている飲食店の方々のために何かサービスを構築できないか」と考えたことがきっかけですね。 当時、すでにデリバリーやテイクアウトといった中食が注目され、市場が成長している時期だったので、そこへ参入しうる業態を考えることにしました。 既存の飲食店の負担にならず、売上も見込めるようなアイテムを模索する中、着目したのがサラダボウル。 これならば、野菜を仕込んで盛り付けるだけの簡単オペレーションだし、コロナ禍によってユーザーの健康志向も高まっていて、トレンドになりつつある。 私たちが作ろうとしているアイテムの理想に限りなく近いため、成功イメージが湧きやすかったんです。
編集者
そうして2020年8月に開業した恵比寿店は月商300万円を売り上げてヒット。狙い通りに戦略がハマったと言えますね。
末永
さんやはりサラダのトレンドが後押ししたこともあります。 しかし、それ以外にも社内メンバーにITに強い者がいたことも要因として強かったと思います。 デリバリープラットフォームのアルゴリズムを分析したり、マーケティングをしながらアウトプットを試行錯誤したりと、トライアンドエラーを高回転で行うことができました。 提供までの時間や配達員の方とのコミュニケーションなど、すごく細かな部分まで研究しましたね。 一皿でごちそうになるサラダボウルとして、最初から最後まで飽きずに楽しめるよう、野菜の食感を残し、トッピングの種類などに独自性を持たせるという部分にも注力し、工夫してメニューを開発しました。
1月からスタートしたブランドシェアでは、すでに月商100万越えの店舗も。今後の成長に期待がかかる
編集者
その後、白金高輪に拠点を移してスタート。今年の1月からブランドシェアも始まりましたが、調子はいかがですか?
末永
さん白金高輪に移転直後は少々苦戦しましたが、Uber Eatsはじめ誠実に対応していきながら分析とトライアンドエラーを繰り返し対策をしたことで、Uber Eatsだけでも月商120万円のペースまで売り上げられるようになりました。 平均単価は1700円前後といったところですね。 現在、移転後半年ということで近隣への認知度が低いこともあり、今後はもっと結果を出せると考えています。 また、ブランドシェアについては、現在全国で55店舗が加盟しており、順次販売をスタートしている状況です。
編集者
ブランドシェアを利用しているのは、どのような方が多いのでしょうか?
末永
さん個人店のオーナーさんが多い印象ですね。 業態で言うと、カフェや居酒屋が多く、ゴーストキッチンへの導入も比較的多いです。 中にはカフェ併設のリモートワークスペースという、少し変わった業態でも利用していただいているなど、利用できる業態は幅広いですね。 ガスやフライヤーいらずのオペレーションの軽さが、どんな業態の店にもマッチしているのではないでしょうか。 好調な店舗は月商100万円を超えていて、人件費を増やすこともないので利益が出しやすい仕組みになっています。
編集者
今後は、どのような展望をお考えでしょうか?
末永
さん現在加盟店さんが毎月増えていっておりますが、まだまだ「GRIT TODAY」としては認知度も低いです。 今後はPRも含めたブランドの露出を図り、加盟店さんにとってプラスになることに力を入れていきたいと思っています。 PRの一環でもありますが、主要都市等にブランドイメージとなるようなリアル店舗も出せればと考えています。 GFDとしては、新ブランドも増やしながら全国で加盟店数2,000、3,000店と増やしていきたいと思っています。
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